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シンギングボウルとは
チベット仏教由来の金属製の器で、日本の「おりん」のような形をしています。
紀元前からヒマラヤ地区でシャーマンが自然の神の声を人々に伝える際に使用していたというのが最も古い記述で、その後、チベットでは法具のひとつとして使われていたようです。
深みのある響きと包み込むような温かい音がします。この音が、お坊さんがマントラ(お経)を唱えているように聞こえるということでシンギング(歌う)ボウル(器)と名付けられました。
お坊さんが五感を研ぎ澄ませて悟りの道への一つとして、その聴覚と共に自分の身体の中の音を体現するために使われていたのではないかと言われています。
チベット密教の宇宙観のもと、7種類の金属で作られ、ボウル1つで宇宙全体を表すとも言われ、奏でることで
掌の中で天地を繋ぎ、宇宙空間を表すとされています。
金 → 太陽
銀 → 月
水銀 → 水星
銅 → 金星
鉄 → 火星
すず → 木星
鉛 → 土星
現代では安全性と音の響きを考慮し、構成する80%程度が銅で占められるようです。
実際、金属の種類・配合もそれぞれで手作りのシンギングボウルは、大きさ、形も一つとして同じものはなく、音や響きも異なり、すべてが個性です。
そして、感じ方も人それぞれです。
様々な大きさ、音色のシンギングボウルを周りに置いたり、身体の上にのせて身体のトリートメントをします。
感じ方はそれぞれではありますが、宇宙空間に漂うような心地よい空間に包まれます。